【はじめての転職】
転職初心者が知っておくべきメリット・デメリット
~転職入門編②~
こんにちは、リトです。
今回は転職をする際に押さえおくべきメリット・デメリットについてお伝えして行きます。
転職をするかしないかのポイントだね!
転職をした方が良いのか、しない方が良いのかよく分からなくて踏みとどまっていませんか?
どう変わるか分かんないし。
私自身も現状より悪くなるんじゃないかな?って不安でした。
なので、私の経験を含めて、転職のメリット・デメリットについてしっかりと理解して貰えればと思います。
本記事を読むと、転職におけるメリット・デメリットを理解して、あなたが転職する時に意識した方が良いことが分かります。
転職活動はすべきか否か?
まず初めにあなたが転職をしようと思って行動するにあたって、一番最初に考えなくてはならないことは転職を「すべきなのか?」「すべきではないのか?」と言うことです。
それを判断する前の段階として、あなたが転職活動をすべきかどうかを検討しなくてはなりません。
ここでは転職活動と転職が本質的に異なる目的を持つことを理解して、そのメリット・デメリットについて洗って行きます。
- 転職と転職活動は違う。
- 転職活動は自身の現在地を図る。
- 転職活動のメリット・デメリット
以上の3つの内容から、まずあなたが転職活動すべきかどうかを判断して行きましょう。
転職と転職活動は違う。
本記事を前提として転職と転職活動の定義を言語化しておかなくてはなりません。
具体的には以下のような違いとなります。
- 転職は企業を実際に変えた行動の結果を表す。
- 転職活動は情報収集から次の会社に入社するまでの流れ全体を表す。
つまり、転職活動する過程を踏んで「転職をした」「転職をしなかった」という結果が出ると言うことになります。
転職と転職活動の違いのイメージ。
あなたが大阪から東京に行くとします。
あなたは「どうやって行くのか」「いくらかかるのか」「どのくらい時間かかるのか」といった情報収集をします。
電車で移動するとした場合、「乗り換えの駅はどこだ?」「時間間に合うか?」といった課題をクリアするための行動をしながら東京へ向かいます。
その結果、東京にたどり着くことが出来ました。
この場合、情報収集の段階から東京に付くまでの間が転職活動。東京に付いた状態が転職ということになります。
また、情報収集の段階や東京に向かっている途中で断念することもあると思います。
それも転職活動として含めますよ。と言うのが本ブログでの定義となります。
転職活動は包括的な意味合いが強いのね。
転職活動は自身の現在地を図る。
本ブログの転職と転職活動の正しい定義の違いを理解して貰ったところで、本題となります。
これが転職活動の本質です。
転職活動は現在の自分の市場価値の適正位置を図ることである。
市場価値を構成するのは以下の5つのポイントとなります。
- 専門性
- スキル
- 実績
- 再現性
- 経験
以上の5つのポイントに対してどのくらいの需要があるかで、あなたの市場価値の適正位置が分かります。
需要があれば高く評価される。
市場価値を図ることにはどんな意味があるのか?
「収入を上げる?」「自由を求める?」「スキルを磨く?」色んな意見があると思います。ですが、本当にそれが正解でしょうか?
それは社会からの評価でなので、あなたにとっては違うと思います。
私が考えるあなたの目線に立った時の市場価値の定義はこうです。
社会における自身の積み上げを見直し、これからの生き方を決める。
そして、もっとあなたがイキイキと生きられる場所を見つけることである。
つまり、社会におけるあなたの生き方を見直す機会が転職活動です。
転職活動が自分の現在地を知る機会なんだね。
転職活動の内、情報収集は2年に1回程度はやることをオススメします。
転職の流れについてはこちらから→転職初心者が知っておくべき転職の流れと動向。~転職入門編①~
【転職活動】メリット・デメリット。
ここまでは転職活動は自分の現在地を知る機会だと伝えてきましたが、あなたにも色々と都合があるでしょう。
転職活動をすることによって得られるメリットは5つ、デメリットは3つまとめて来ました。
現在の状況と照らし合わせて、今できる状況か、できない状況なのかを見極めてみて下さい。
転職活動のメリット。
- 情報収集能力が身に付く。
- 自己分析でスキルの棚卸が出来る。
- プレゼンテーション能力が磨かれる。
- 計画性が身に付く。
- 心理的安全が確保出来る。
転職活動自体が1つのスキルであり、そのスキルを身に付けるのか否かも大きなポイントです。
また、転職幅を知ることで自身の心に安定を生みやすいです。
転職活動のデメリット。
- 時間を取られる。
- 今の仕事に身が入らなくなる。
- 比較で不安になる。
デメリットは時間を取られることと、心的要因が大きくなります。自身のゆとりで大きく変わるのがポイントです。
転職活動のメリット・デメリットについての詳細はこちらから→転職活動は一つのスキルだ!~転職のメリット・デメリット前編~
転職活動の段階によって分かれるね。
転職で変えられるものは環境要因。
次は転職について見て行きます。
転職は事実、環境を変えることしか出来ません。
人間は環境によって性格や気持ちに変化が出ますが、それは環境の中での行動の変化によってもたらされるものです。
これについて詳しく見て行きましょう。
転職は物理的な解決。
この世の中には2つの事象があります。それは以下の2つです。
あなたに着目すると、この2つの事象しか有り得えません。
これはアドラー心理学の課題の分離がベースです。
転職活動は課題の分離が非常に重要となります。
他人の問題と自分の問題を分けて考えること。
例えば、仕事をしないアルバイトがいたとします。
上司は仕事をするように促すと言う行動は「上司の課題」で、結果としてアルバイトが仕事をしなくてもそれは「アルバイトの課題」となります。
上司にはイライラするのも、冷静に話を続けるも無数の選択肢があります。
どの選択をするかは「上司の課題」です。
転職は自身でコントロール出来ない部分を物理的に解決することが出来ます。
ここまで理解した上で、環境を変えることによって生まれるメリット・デメリットについて見ていきます。
【転職の環境要因】メリット・デメリット
転職で重要な物理的なメリット・デメリットについて5つずつご紹介します。
環境要因のメリット
- 職場の人間関係をリセット出来る。
- 新しいキャリアを構築出来る。
- 新たな価値観の形成に繋がる。
- 人的資源の構築に繋がる。
- キャリアアップが可能。
環境要因のメリットの多くは新しいや範囲が広がるというのがメインです。
環境要因のデメリット
- 退職金や企業年金が少なくなる。
- 信用情報が低下する可能性がある。
- 転職が必ずしも問題解決とはならない。
- 一定の試用期間がある。
- 休暇・福利厚生がリセットされる。
一方でデメリットは社会の仕組み的にデメリットになることが多いです。
終身雇用の崩壊によってこれらのデメリットはかなり薄くなっています。
環境要因のメリット・デメリットについての詳細はこちらから→転職は環境要因の改変だ!~転職のメリット・デメリット中編~
客観的事実にしっかりと向き合うってことね。
【簡易版】あなたの性質診断。
ここまで、課題の分離について触れてきました。
次の話に行く前に簡単に「自身でコントロール出来るもの」についてあなたが、どのように感じるかを簡単に見てみましょう。
①あなたは仕事をする上で、どちらを重視しますか?
- 仕事はミスをしないことが重要だ。
- 仕事はチャレンジすることが重要だ。
②あなたが異性の視線を感じて思うのはどちらですか?
- 私に気があるんじゃないか。
- 何か変なものでも付いているのか。
③あなたがテストを受けて思うのはどちらかですか?
- 出来がよさそう、返却が楽しみ。
- 回答欄ずらして書いてるかもしれない。
質問の意図はポジティブ思考か、ネイティブ思考か。
ポジティブ思考か、ネガティブ思考を図る質問です。
回答の上と下で、上の回答数はいくつありましたか?
3つ…あなたはポジティブ思考です。
2つ…あなたは比較的ポジティブ思考です。
1つ…あなたは比較的ネガティブ思考です。
0つ…あなたはネガティブ思考です。
ポジティブ思考、ネガティブ思考というのは物事を捉える際にプラスに考えやすいか、マイナスに考えやすいかというあなたの性質です。
ポジティブとネガティブの違いは失敗許容量です。
ポジティブな人はチャレンジ思考。
ネガティブな人は安定思考。
であるので、この性質を理解しておきましょう。
転職は「環境×感情」で成果が変わる。
あなたが転職をする際に、転職が成功か失敗を決める最も大きな要素になります。
転職で変えられるものは環境要因だけだとお伝えしました。
最終的には、この変えた環境要因を活かすのはあなた次第です。
「自身でコントロールできる」部分をあなたがどのように処理するかが転職の成果に直結します。
その理由を見て行きましょう
完璧な会社はない。
前提として、完璧な会社と言うのは存在しないということを認識して下さい。
あなたは現在、転職を検討しているかもしれませんが、その一方で今の会社が好きだという人も存在するという事実に目を背けてはいけません。
このように、人の性質や考え方によって環境に向き不向きがあると言うことをしっかりと認識しておく必要があります。
今の会社が合っている人もいるもんね。
そこを見極める目安としてのポイントになるのが、企業規模別、経験値別なので見て行きます。
【企業別規模別】メリット・デメリット。
企業規模別のメリット・デメリットは入ってからの自身の意欲によって転職が成功か失敗かに分かれます。
企業の大きさと言うのは個人の裁量や、スピード感、人間関係に直結する部分なのでどんな働き方をしたいのかを考える際に重要視して下さい。
企業規模別は以下のように分けています。
- 大企業
- 中小企業
- ベンチャー企業
この3つに分けて見て行きます。
大企業のメリット・デメリット
- 実績があれば転職時の給与が上がりやすい。
- ボーナス、福利厚生が充実している可能性高い。
- 社会的信用度が高く、借り入れが有利に。(ローンなど)
- いきなり倒産する可能性が低い。
- 周囲から安心されやすい。(親族など)
- 企業文化が根付き窮屈に感じることも。
- 分業化が進み幅広い業務に携わる機会が少ない。
- 人事評価制度が新卒社員に有利。
- 企業規模が大きいため決定に時間がかかる。
- 年功序列により無能な上司が上に立つケースも。
大手企業を目指す人は安定思考の方が比較的向いている傾向があります。
中小企業のメリット・デメリット
- 幅広い業務に携わることが出来る。
- 比較的、中途採用に有利な人事評価。
- 役員との距離が近く、現場の意見が通りやすい。
- コミュニケーションが取りやすい。
- 個人裁量が高く、スケジュール管理を自身で行える。
- 零細企業場合、企業としての体力がない。
- 大企業と比べ福利厚生・ボーナスの面で劣る。
- 大企業と業務内容が同じでも給与が少なくなる可能性が高い。
- 業務内容が多岐に渡るため、時間に追われる可能性も。
- 将来的な安定性に欠ける。
中小企業はチャレンジもしたいけど、ある程度の安定感も欲しいという人に向いています。
ベンチャー企業のメリット・デメリット
- 若い社員が多く、活気がある。
- 会社と一緒に成長する感覚を得られる。
- 結果を出せば、給与や昇給に直結しやすい。
- 自由度が高く、アイディアが採用されやすい。
- 個人裁量が高く、細かいことは言われない。
- 経営が安定していないため、倒産する可能性も。
- 一人当たりの仕事量が多いので、残業時間が多くなりがち。
- 教育体制がないため、自身で勉学する必要がある。
- 経営陣と馬が合わないとやりづらい。
- 実力によって給与が大きく変動する。
ベンチャー企業はチャレンジ精神があり、個人裁量が欲しい人に向いています。
企業規模別のメリット・デメリットは企業に入ってからの働き方を明確化するために活用しましょう。
自身の性格によって結構分かれそうね。
【経験値別】メリット・デメリット。
経験値別のメリット・デメリットは自身が転職をする上での難易度を決定します。
転職をどのくらい気合を入れて新しいチャレンジをしたいのかがカギです。
以下の4つに分類出来ます。
- 業種・業界未経験
- 業種未経験・業界経験あり
- 業界未経験・業種経験あり
- 業種・業界経験あり
上から順に難易度が下がります。
転職の難易度は意欲次第ではメリットにもデメリットにもなってしまう部分です。
こちらで詳しく解説をしているので見てみましょう。→転職は環境×感情で昇華せよ!~転職のメリット・デメリット後編~
転職活動は会社員の約99%の人がすべき。
メリット・デメリットの話をしてきましたが、結論を言うと転職活動は99%の人がすべきである。というのが本ブログでの主張です。
その理由は以下になります。
転職活動は現在の自分の市場価値の適正位置を図ることである。
残念ながら、この日本を生きていく中で社会のルールから逸脱することは出来ません。
自分で会社を立てても、自分がフリーランスとして働いたとしても、日本の資本主義のルールの中から抜け出すことは叶いません。
しかし、会社ごとには独自のルールがあり、それは転職することでルールを選べます。
シンプルな話です。
あなたがスポーツをするとしましょう。
サッカー、野球、テニス、マラソンと様々なスポーツがありますよね?
このどれをやるにしても体を動かしてやることには変わりがありません。
しかし、どれもルールややり方は違います。
だから、あなたは選びます。どこのスポーツをやるのかを。
仕事もこれと全く一緒です。
仕事の場合は常に新しいものが出てくるだけで本質的には何も変わりません。
その判断をする機会が社会人において転職活動である。
なので、社会人の99%は転職活動をするべきであると言うことが出来るのです。
従って、今回メリット・デメリットを紹介したのは転職に対する理解を深めて頂くためで、転職活動をしなくて良いと言う訳ではありません。
転職をするかしないかは別として自身の現在地を知る転職活動は行いましょう。
次回は具体的なアクションプランについてお話して行きます。
では、また!
◎ブログ情報やご意見、ご質問はTwitterにて受け付けています。
Retry YN【リト】@ゲームブログから一般ブログに挑戦中!(@DuX0514)さん / Twitter